こんな感じの芝生テクスチャを作ってみます。全19ステップです。作例はPhotoshop CS5で進めていますがCSとかでも大丈夫だと思います。
完成サイズ+100pixelくらいで新規書類を作ります。
今回は完成サイズを500pixel四方にしたいので、100pixelをプラスして600pixelの新規書類を作ります。
※100pixelプラスするのは、最終的に画像の端っこにいらないものができてしまうので、それをトリミングするためです。
[イメージ]→[色調補正]→[階調の反転]を実行して、カンバスカラーを黒にします。塗りつぶしで黒にしてもOKです。とにかく、カンバスを黒く塗りつぶしてください。
[フィルター]→[変形]→[光彩拡散...]を選び、図のようにパラメーターを設定して[OK]します。
※[フィルター]メニュー→[ノイズ]→[ノイズを加える...]でもノイズの追加はできますが、ノイズが濃すぎるので今回は[光彩拡散]を使用します。
こんな感じにノイズが入ります。
[フィルター]→[表現手法]→[風...]を選択し、[種類:激しく揺らす]、[方向:左から]に設定して[OK]します。
ノイズが風フィルターによって右方向へ揺らされて立体感が出ました。でもこれはで芝生が横向きですね。
芝生が横向きではかっこわるいので、[イメージ]→[画像の回転]→[90°(反時計回り)]を実行してカンバスを回転させます。これで縦向きになりました。
このままでは芝生がものすごく固くて刺さりそうなので、[フィルター]→[ぼかし]→[ぼかし(移動)...]を[角度:90°][距離:1pixel]で実行します。
差が微妙なのでちょっと分かりづらいですが、少しだけソフトになりました。
[ツールパネル]の[描画色]をクリックして、色を[R95/G165/B55]に変更します。同じく[背景色]をクリックして[R120/G175/B80]に変更します。
色付け用に新規レイヤーを作成します。
先ほど追加したレイヤーを選択した状態で、[フィルター]→[描画]→[雲模様1]を実行します。ちょっと色の差が分かりづらいですが、レイヤー全体が雲模様で塗りつぶしされました。
[レイヤーパネル]で、雲模様のレイヤーを[描画モード:焼き込み(リニア)]に変更します。
こんな感じになります。だいぶ芝生っぽくなりました。ちょっと芝生のギザギザが濃すぎるような気がしますね。薄く補正しましょう。
[レイヤーパネル]で「背景」を選択します。
[イメージ]→[色調補正]→[レベル補正...]を選択し、[入力レベル]の中間色スライダを左に移動させて[OK]します。今回は[1.60]にしましたが、お好みに合わせて値を調節してください。左にスライドするほど薄くなります。
芝生のギザギザが薄くなりました。さっきよりナチュラルですね。
今のままだと、画面の端(特に下端)に余分な画像ができてしまっているので、画像の周辺をトリミングしてカットしましょう。[イメージ]→[カンバスサイズ...]を選択し、[幅:500pixel][高さ:500pixel][基準位置:中心]で[OK]します。もし「画像の一部が切り取られますよ!いいんですか!」みたいな警告が出ても、構わず[OK]して実行します。
※始めに100pixelプラスして新規書類を作ったのはこのためです。
これで完成です。お疲れさまでした。芝生の色が気に食わないときは、雲模様のレイヤーを選択し、[イメージ]→[色調補正]→[色相・彩度...]とかを使って色調節しちゃってください。
この芝生テクスチャとPhotoshop Extendedの3D機能を組み合わせれば、こんなグランドのイメージも比較的簡単に作れるです。